風俗博物館

過去に存在していた博物館系の衣装体験が出来る場所として、「風俗博物館」の過去の姿と衣装体験記を掲載させて頂きます。 「風俗博物館」は、2016年1月以前は、京都市内、西本願寺の近くの井筒法衣店の5階で営業されていた博物館で、「実物大展示室」と呼ばれる一角で、袿の衣装体験と狩衣の衣装体験の場所が提供されていました。
 
袿は、単と袿のみの略式の物で、狩衣は、狩衣と指貫のみの略式の物ですが、小道具類を持ち込むとある程度の衣装体験が愉しめる場所でありました。
 
撮影は、三脚の使用が禁止されていましたので、1名での訪問の場合は、他の観光客の方に依頼しての撮影しか方法が無いので、ある程度の観光客の方々が来られる時期の方が良かったと言う印象がありました。
 
現在の「風俗博物館」は、同じ井筒企画が運営している別のビルの中に移転されましたが、衣装体験の場所の提供が惜しまれる中で廃止される事になりました。

風俗博物館狩衣衣装体験。(2006年1月14日)

2006年1月14日、「風俗博物館」にて、狩衣の衣装体験を行って参りました。 この当時は、どちらかと言えば男装に憧れていたと言う事もあって、狩衣の衣装体験を行いましたが、「風俗博物館」では、略式の狩衣と袿が常時2着ずつ置かれていて、それらが自力で着るようになっていて、私も見様見真似で狩衣を着ると言う事になりました。
 
この時は、初訪問と言う事があって、置かれている平安装束が下着類の無い物であると言う事を知らずに手ぶらで行きましたので、私服の上から狩衣を着る形になりました。
 
2006年1月の時点で置かれていた狩衣は、こちらの紺色の地色の物と萌黄色の地色の物であったと思いますが、見た目にも渋い紺色の地色に白色の丸紋が入っている狩衣を見て惚れ込んだように着る事になりました。 そして、撮影も、当時の「風俗博物館」に存在していた御帳台に入っての撮影を行って頂く事になりました。
 
撮影は、この時は他の観光客の方が来られていませんでしたので、スタッフの方に少しの枚数だけ撮影を行って頂きましたが、今思えば、もう1着の狩衣も着て撮影を行って頂けたら良かったかもと思い残すような内容になってしまっています。

風俗博物館狩衣衣装体験・紫色狩衣編(2010年5月15日)

2010年5月15日、「風俗博物館」にて狩衣と袿の衣装体験を行って参りました。 今回は、時間が許す限り衣装体験をしようと言う事で、まず、1着目の衣装体験として手に取った平安装束が紫色の地色の狩衣でした。 順番的には、袿から体験したかったのですが、他の観光客の方々との絡みで空いている装束と言う事で狩衣から始まると言う事になりました。
 
まずは、下準備として下着としての自前で持参した白色の小袖を着てから狩衣を着る事になりました。 こちらの紫色の狩衣は、紫色の地色に白色の菱紋の有職紋様が織り込まれていますが、全体的には上品な紋様に纏められています。

 

通常は1名での訪問の時には他の観光客を頼って撮影を御願いするか、スタッフの方を呼んで来て数枚の規模で撮影を行って頂くかのどちらかになりますが、幸運にも、他の観光客の方々がおられたので御互いに交代で撮影を行ったり行われたりと言う感じではありました。 その御蔭もあって、次なる平安装束への体験も手早く進んで行きました。

風俗博物館狩衣衣装体験・萌黄色狩衣編(2010年5月15日)

2010年5月15日、「風俗博物館」にて狩衣と袿の衣装体験を行って参りました。 2着目の衣装体験として、手に取った平安装束が萌黄色の地色の狩衣でした。 この時もまだ袿が他の観光客の方々が使用中と言う事もありましたので、2着目の衣装体験も狩衣の衣装体験になりました。
 
こちらの萌黄色の地色の狩衣は、萌黄色の地色に青色の丸紋の有職紋様が織り込まれていますが、良くある白色の上紋では無いだけに珍しい色合わせの狩衣になっています。 1着目の衣装体験と同じような感じで、他の観光客の方々と御互いに交代で撮影を行ったり行われたりと言う感じではありました。
 
2着の狩衣の衣装体験が終わって、袿の衣装体験をするのにメイク直しをしていたら、袿が、丁度、他の観光客の方々の衣装体験が終わりましたので、満を持して袿の衣装体験を行うと言う事になりました。

風俗博物館袿衣装体験・赤色袿編(2010年5月15日)

2010年5月15日、「風俗博物館」にて袿と狩衣の衣装体験を行って参りました。 3着目の衣装体験として手に取った平安装束が赤色の地色の袿でした。 袿を着る前には自前の白色の小袖も袴も着る事になりましたが、そうした下準備も出来ての衣装体験になります。
 
ちなみに、2010年より以前の袿の衣装体験は、私も詳細を知らないのですが(夏季になると夏物の袿が出されていたという話も聞いています。)、2010年以降、2015年の下半期の展示の頃までは、全部の季節を通して、衣装体験用の袿に関しては、織り込まれている紋様が微妙に異なっていた事以外では赤色の地色の袿と紫色の地色の袿が使われているようになっています。
 
さて、赤色の地色の袿の衣装体験の話に戻しますが、この時の赤色の地色の袿は赤色の地色に白色の六窠の丸紋が織り込まれています。 袿のおめりは白色で中陪は濃縹色で単は萌黄色になります。
 
「風俗博物館」の場合は袴や白色の小袖と言った下着類は付いていない略式の形式ですので、下着類は自前の物を持参して衣装体験を行っています。
 
流石に、袿は見栄えが良いのか、「実物大展示室」で撮影を行って頂いても綺麗な物に見えて来ます。 御帳台に乗っての撮影もありましたが、写真の形だけでも、平安時代の姫君の雰囲気を味わえました。

風俗博物館袿衣装体験・紫色袿編(2010年5月15日)

2010年5月15日、「風俗博物館」にて袿と狩衣の衣装体験を行って参りました。 4着目の衣装体験として手に取った平安装束が紫色の地色の袿でした。 赤色の地色の袿を脱いでから一度、白色の小袖と袴と言う下着姿に戻ってから、紫色の地色の袿を着る事になりました。
 
紫色の地色の袿は紫色の地色に白色と桜色と黄色の向蝶の丸紋が織り込まれています。 袿のおめりは赤色で中陪は無い物になっていて単は赤色になります。
 
こちらの紫色の地色の袿は、有職紋様を作り出す横糸の色が多いからなのか、2着ある袿の中でも贅沢な造りになっています。 これだけの袿が入館料だけで体験する事が出来たと言う事が収穫であったかなと思われました。
 
今思えば、この時に衣装体験を行った2着の袿は、2010年の上半期の展示の際に新調されたばかりの物であったのかなと感じさせられました。

風俗博物館重ね袿衣装体験(2010年8月31日)

2010年8月31日、「風俗博物館」にて重ね袿の衣装体験を行って参りました。 この時には、私と私の友人の2人で行きましたが、私が紫色の地色の袿と赤色の地色の袿の両方を選んで、単を赤色の地色の袿に付けられている萌黄色の単も強引に使用しての単重ねの上に重ね袿と言う本当に半ば強引に重ね袿の形式での衣装体験と言う事になりました。

 

写真の中に2人で写っているような感じの物がありますが、一緒に写っているのは生身の人間では無くて「風俗博物館」で不定期に入れ替えられている女房の等身大の人形になります。
 
袿は、2010年5月の時の物と変化が無い事もあって、このように、無理矢理に重ね袿の形式で楽しみましたが、私の友人と一緒に撮影を行っていると、外国人の男女の観光客の方々が来られましたので、その時には、袿と狩衣を元々置かれていた形に戻して、片言の英語を使いながらその外国人の男女の観光客の方々に着付けをして撮影を行いました。
 
幸い、外国人の方々が英語圏の方々と言う事もあって、撮影も、「ワン、ツー…カシャッ。」と言う感じで行えましたが、衣装体験の場で国際交流が出来るとは思わずで、先述の重ね袿としての衣装体験よりも価値があったのではと思わせられました。

風俗博物館狩衣衣装体験(2010年11月25日)

2010年11月25日、「風俗博物館」にて狩衣の衣装体験を行って参りました。 この時に衣装体験をした桜色の地色に白色の丸紋の狩衣は、前回、2010年8月31日に訪問をした時に2着ある狩衣が新しい物に入れ替えられていましたので、その時に気になっていた狩衣を選びました。
 
桜色の地色の狩衣は、若々しくも見えて、女性神職の方向けの水干のような色合わせにも見えましたが、私個人の感想としては、桜が咲く季節に当たる上半期の展示の時に用意して頂きたかったかなと感じさせられました。
 
この時には、丁度、私1人での訪問でしかも、平日と言う事があって、スタッフの方に撮影を無理に御願いして撮影を行って頂きましたが、やはり、全体の写真の枚数の面で少なくなるだけに、平日に行くのであれば友人の方と一緒に行くか、一人で行くのなら、比較的、観光客の多い土曜日を選んで行った方が良いかもしれません。

風俗博物館狩衣衣装体験(2014年4月26日)

2014年4月26日、「風俗博物館」にて狩衣と袿の衣装体験を行って参りました。 この時は、現在、夫になっている彼氏様と一緒に行きましたが、当初は、私と彼氏様との2人での衣装体験を考えていましたが、体験用の狩衣を彼氏様に見せた所でもあまり興味を示されないので、私が狩衣と袿の両方の衣装体験を行う事になりました。
 
この時は、衣装体験用の狩衣は、萌黄色の地色の物と写真で着ている青紫色の地色の物と2着ありましたが、青紫色の地色の狩衣は、植物系の地紋の上に金色の丸紋が織り込まれている二陪織物になっていましたので、その狩衣に一目惚れして1着目の衣装体験として、その狩衣を選ぶ事になりました。
 
また、こちらの狩衣は袖の裏地が紅色と贅沢な仕様になっていましたので、その点でも、入館料のみで衣装体験が出来る狩衣としてはかなり良い物になっているであろうと思われます。
 
2014年になると、御帳台が無くなっていましたので、大和絵の襖の前で撮影を行って頂く事しか出来なくなりましたが、今となっては、こちらの青紫色の地色の狩衣が「風俗博物館」での最後の新作の狩衣であったのかなと推察させられました。
 
こちらの狩衣の状態がまだ良いのなら、「小倉百人一首殿堂時雨殿」に移動されていたら良いかなと思う位であります。

風俗博物館袿衣装体験・紫色袿編(2014年4月26日)

2014年4月26日、「風俗博物館」にて狩衣と袿の衣装体験を行って参りました。 狩衣に続いての2着目の衣装体験と言う事で、袿の衣装体験を行う事になりましたが、この日は、当初から「風俗博物館」に訪問をする予定が無かったと言う事もあって、メイクも薄くて、下着類の持参もしていませんでしたが、かなり久しぶりに訪問出来る機会が急遽出来ましたので、下着類の持参が無い状態ではありますが、衣装体験を行う事になりました。
 
この時は、衣装体験用の袿は、紫色の地色の物と赤色の地色の物と2着ありましたが、2010年に訪問して以降に新調されていたのか、どちらの袿も上紋の仕様が違う物になっていました。
 
袿だけは2着とも体験したいと言うのがあって、1着目の袿の衣装体験として紫色の地色の袿を手に取りましたが、紫色の地色に薄紫色と金色と白色の六窠の丸紋が上紋として織り込まれています。 おめりは赤色の物になっていて、単も赤色の物が用意されていました。
 
同じ色合わせの袿であっても、有職紋様が変わるとかなり雰囲気も変わるのかなと思わせられるような見た目になっています。

風俗博物館袿衣装体験・赤色袿編(2014年4月26日)

2014年4月26日、「風俗博物館」にて狩衣と袿の衣装体験を行って参りました。 この日の3着目の衣装体験として選んだのは赤色の地色の袿になりますが、この袿が「風俗博物館」での事実上の最後の衣装体験になりました。
 
紫色の地色の袿の衣装体験の時にも書いていますが、赤色の地色の袿も2010年に訪問して以降に新調されていて、赤色の地色に白色と金色と紫色の向蝶の丸紋が上紋として織り込まれています。 おめりは黄色の物になっていて、赤色の地色の袿との組み合わせとしては珍しい設定である、濃縹色の単が用意されていました。
 
赤色の地色の袿に濃縹色の単と言う色合わせが珍しくて、衣装体験をしてみましたが、実際に出来上がって来た写真を見ると意外にも写真栄えのする色合わせに感じさせられました。
 
本当に、事実上、最後の「風俗博物館」での衣装体験になりましたが、何かの気配に誘われるようにして無理して歩いて「風俗博物館」に行った事が正解であった気がしてなりません。